ハンセン病は、極めて感染力の弱いらい菌による感染症で、現在では早期発見・治療で後遺症を残さず治癒する病気になりました。 日本では、「らい予防法」の廃止や、国の過去のハンセン病政策の誤りを認めた国賠訴訟など、ハンセン病を巡る社会状況には一定の前進が見られました。しかし今なお、社会にはハンセン病に対する根強い差別や偏見が残っています。そして、インド・中国・ブラジルをはじめとする国々では、依然として、 ハンセン病で苦しむ人々が大勢います。

これらの問題を解決するために、ハンセン病の当事者である患者・回復者・が立ち上がり、1994年、ブラジルにおいてIDEAが設立されました。IDEAはハンセン病の患者・回復者・支援者によって運営される国際ネットワーク型のNGOで、世界30数カ国に活動拠点があります。IDEAジャパンが、世界のハンセン病の患者・回復者の支援と啓発活動に取り組むことは大きな意義があります。日本ではささやかなお金が、途上国のハンセン病に対して大きく活かされます。

IDEAジャパンは、全ての国の、全ての人々が、心豊かに生きられる社会を目指します。みなさまの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

NGO・IDEAジャパン
代表 森元美代治