会員 冨田 美代子
2016年2月11日から14日の4日間、台湾楽生院を訪問しました。現在入所者は約140名で平均年齢は85歳。建物は小高い丘の上と下に分かれており、上には約20名、下には約30名の入所者が住んでいます。その他の人たちは病院棟内に入っている様子でした。
さて、ずっと楽生院からのお誘いを受けていましたが、今回ようやく時間も取れ、5年ぶりの再会。また誕生日の2月に訪れることが出来て、園内でお誕生会を行って下さいました。たくさんの笑顔と

2011年の訪問の際は、地下鉄工事で毎晩うるさく眠れない状態でした。5年経ち、工事が終わり、現在は静かな場所となっています。しかし、高く遮るフェンスの向こうには、山積みされた土が残り、いまだ工事中のように見えました。台北市内まで約20分で行ける便利な場所で、2018年には、地下鉄が完成予定との事でした。
たくさんのプレゼント、ボランティアや園内の方々が心を込めて作ってくれた素朴な中にも幸せを感じる料理など、本当に幸せなひと時からスタートした楽生院での一日目となりました。
2日目からは毎朝、早朝6時には園内を出発して、電動車椅子を巧みに操るお元気な張文賓さん(92歳)と朝食のための揚げパンと果物などを買いに行き、園内でお話し。
そこで寂しい話を聞きました。昨年、2名の入所者さんが自殺をしたということです。一人は78歳、もう一人は74歳。まだまだお元気な人もいる年齢なのに、と私はショックを隠せませんでした。74歳の方は病気に疲れ、痛みに耐えきれず首を切ったそうです。高齢化が進む中、こういった自殺は後を絶たない現実でした。
しかし、張さんは毎朝病棟に入っている友達の鄭天正さん(86歳)の朝食を作っています。「鄭さんは魚の煮物が好きでね~」と朝早くから不自由な手で作った煮魚をしっかりと手にもって行くと、鄭さんが笑顔で迎えてくれました。
3日目は観光や温泉に連れて行って頂き、少しリフレッシュ。
4日目、園内フィールドワーク。茆萬枝さん(80歳)が一人でつくった資料館には、古い日本語のテープもたくさん保存されていて、多くの人たちが日本語を学んだ跡が見受けられました。
- 日本語の流暢な張文賓さん(92歳)。毎朝、6時に電動車椅子で迎えに来て 一緒に市場を散歩しながら朝食を購入するのが日課でした。
- 病棟にいる張さんの友人、鄭天正さん(86歳)。病棟でベトナム人のヘルパーさんが手足の不自由な鄭さんを助けます。
- 手の器用な茆萬枝さん(80歳)は木工細工で園内の古い建物等を作り、小さなジオラマを作っていました。中に電気も灯り、夜には素敵な建物になります。
- 朝の礼拝に伺いました。その際にも私の名前が壇上の垂れ幕に流れ、「日本のIDEAジャパンから来た」と紹介して頂きました 歌を歌われたのは職員さん?のような若い方ばかりでした。
- 楽生院の皆さんや、学生ボランティア、先生と一緒に。 右端はIDEA台湾の宗田昌人さん