ニュースレター No.5 (2008年2月発行) (1)(2)(3)(4)(5)
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お礼のことば/HANDA(IDEA中国)

IDEA ジャパンの奨学金はHANDAの奨学金制度に寄付されて ハンセン病快復者の両親を持つ、3省の子どもたちに贈られました。二人の奨学生からお礼のメッセージが届きました。

<IDEAジャパンのおじさんとおばさんへ>

●ファン・シャオリ
皆様にご親切に支援していただいたおかげで、私は成長できました。新学期には中学生になれます。毎日勉強して、進歩しながら、その日が来ることを待ち望んでいました。
父親だけが、私の頼れるたった一人の家族です。でも父は両手足に障害を持っています。ですから、私を育てるのは容易ではありません。私がIDEAジャパンの奨学金を受けられるようになってから、父の重荷は軽くなりました。私の成績は良くなっていると思います。どうぞ父と私からの感謝の気持ちをお受け取りください。皆様のご健康と、ご活躍と、そしてご幸福をお祈りしています。

●メイ・ユシャン
私はギャンドンという町外れの村の生徒です。皆様からの奨学金で高校1年生を無事に修了することが出来ました。皆様のご支援によって、私は強くなれましたし、自信がつきましたし、希望をもつことができました。もし奨学金援助がなかったら、私には勉強するチャンスはなかったでしょう。
皆様のご援助は、私の心をうるおす春の雨のようですし、私の顔に柔らかくそよぐ夏の涼風のようですし、私の体を照らす秋の陽射しのようですし、私の心を温める冬の毛布のようです。私は皆様の尊い援助を決して忘れません。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

2006年からHANDAの奨学金制度に、IDEAジャパンから寄付をいただいています。その奨学金によって、14人の生徒が勉強を続けられました。7人は小学生、4人は中学生、3人は高校生です。
奨学金で学校教育を受けられるようになった生徒たちは、彼らの両親のように、差別や中傷を受けても、傷つきやすくはありません。競争に負けないし、社会や家族に貢献できるようになります。たとえば、カングアア病院から来たフアン・ゼントンは、HANDAの奨学金によって高校を修了できました。たいへん良い成績で大学に合格し、キャンパスで暮らす準備をしています。
家庭訪問でじかに顔を合わせることによって、私たちが地方の状況をよく理解できるだけでなく、外の世界をまったく知らなかった子どもたちに、新しい勉強法や、外の社会の情報をもたらすことができます。彼らは、新しい考え方を探り始めますし、世界は進歩しているということを知るようになります。
学生や生徒、そして快復者の家族に代わって、IDEAジャパンの援助に心から感謝申し上げます。もしIDEAジャパンがこれからも、この14人の子どもたちに奨学金援助を続けてくださるなら、たいへんありがたいと思います。

Dr.マイケル・チャン
HANDAリハビリテーション&福祉協会 事務局長

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